始皇帝と大兵馬俑
今から約2200年前、戦乱の世を制して史上初の中国統一を成し遂げ、「最初の皇帝」を名乗った人物として知られる秦の始皇帝。
統一後、始皇帝は重臣の李斯とともに主要経済活動や政治改革を実行。従来の配下の一族等に領地を与えて世襲されていく封建制から、中央が選任・派遣する官僚が治める郡県制への全国的な転換(中央集権)を行い、各地でばらつきがあった貨幣や計量単位の国家単位での統一、漢字の書体なども統一、交通規則の制定などを行い、今日に至る中国の国家としての基礎を築いた。
また、巨大プロジェクトも実行し、大運河や「万里の長城」の建設、等身大の「兵馬俑(へいばよう)」で知られる「始皇帝陵」の建設などを多くの人民に犠牲を払わせつつ行った。そして、法による統治を敷き、ある意味思想弾圧といえる「焚書・坑儒(ふんしょ・こうじゅ)」を実行したことでも知られる。
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