Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

昔のテニスネタ 3

泥臭い我慢のテニスを続けることが勝利への道だったが、その勝利の法則は脆かった。大阪体育大学のテニス部でインカレ選手として活躍し、卒業後に故郷に帰ってきた1人の若者によって、地方都市のテニス事情は大きく変わってしまった。

彼は私たちのテニスクラブのメンバーになり、一緒にテニスを楽しんだ。ただ、元インカレ選手はレベルが違う。パワー、スピード、テクニック、迫力…、まるで次元の違うテニスを間近に見て、私たちは大きなショックを受けたものだ。「謙虚に上げよう高いロブ」作戦や1/3理論も通用しない。ミスがほとんどなく、エースをバンバン決めてくる。テニスが華やかで格好良いのである。鮮烈な印象とは、まさにこのことだった。

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今の時代では、たとえ地方都市であっても、ジュニアから鍛え上げられたプロ並みの猛者は大勢いるだろうから珍しくも何ともないかもしれない。しかし、当時は世の中にこんなヤツがいるんだ…と、妙に感動を覚えたものだった。こいつとは仲良くしておかなければいけない…瞬時に判断した私は、特技である、自分にプラスになると思う人材を素早く取り込む?技を駆使し、彼をすぐに懐柔し、弟分にすることに成功。

パーソナルコーチとしてスキルアップのサポートをしてもらう代わりに、楽しくて、華やかで、面白く、刺激的なオトナの社会生活を提供する(どのような社会生活かは、あえて触れまい…)。体育会系出身の人間には、私のまわりの環境は桃源郷の如く映し出されていたのかもしれない(一体どんな環境か、これにも触れないでおく)。

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