ダリの挿絵版画展
1989年に亡くなった20世紀を代表するシュルレアリスムの巨匠サルバトール・ダリには、血のつながった子どもがいないとされていたが、スペインの占い師のピラル・アベルが、ダリの家政婦だった母とダリとの間に生まれた娘だと主張し訴えたため、マドリードの裁判所はDNA鑑定のため、「ダリ劇場美術館」に埋葬されているダリの遺体の掘り起こしを命じた。
そして、DNA鑑定の結果、親子関係がないことが確認された。
「サルバドール・ダリ財団」は遺体の掘り起こしには反対していたが、裁判所の命令で結局は掘り起こされた。財団側は「ダリの遺体を掘り起こすという何とも侵襲的な行為に同意する前に、まず娘だと名乗る女性の法律上の父親や兄弟とのDNA鑑定をすべきだと考えます」と声明を出した。確かに…。この意見には納得する。
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