Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ソール・ライター

1940年代から絵画のように豊かな表現力でニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者であり、有名ファッション誌の表紙も飾った写真家ソール・ライター。

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彼は、1946年に画家を志してニューヨークへ向かった。当時のニューヨークはジャクソン・ポロックマーク・ロスコなどの抽象表現主義が台頭しようとしていた頃で、ライターが交流を持った画家のリチャード・パウセット=ダートもその1人だった。

しかし、ライターは画家ではなく写真の道に進んだ。パウセット=ダートが写真作品を制作していてライターにも勧めたことと、写真家のユージ・W・スミスと出会ったことがきっかけだった。写真を始めてほどなく、「ニューヨーク近代美術館」の写真部長だったエドワード・スタイケンに認められ、1953年には、「ニューヨーク近代美術館」の新進作家展「Always the Young Stranger」に選ばれるなど、美術作品としても評価された。

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