ルノワール展
世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る「オルセー美術館」と「オランジュリー美術館」。その両美術館が所蔵する100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料の数々によって画家ピエール・オーギュスト・ルノワールの全貌に迫る展覧会「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」が、先月より東京の「国立美術館」で開催されている。
写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたルノワールの画業。展覧会の会場では、作品を10章に分けて構成し、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といったルノワールが愛した主題が紹介される。また、同時に革新的な印象派の試みから、伝統への回帰、両者の融合へと至る軌跡も浮かび上がる。ルノワールが辿った道のりは、常に挑戦であり、終わることのない探究であった。
そして、今回の展覧会では「オルセー美術館」と「オランジュリー美術館」のルノワール作品が一堂に会することで、まさに夢の競演が実現した。
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