洋画あれこれ
1963年12月20日に行われたアウシュヴィッツ裁判とは、ドイツ人自身がナチスのホロコーストに関わった人々を裁いた裁判であり、ドイツの歴史認識を変えた大きな事件である。
歴史認識を大きく変え、戦争責任に向き合う契機となったアウシュヴィッツ裁判開廷までの道のりを、事実に基づき描いた人間ドラマ「顔のないヒトラーたち」が、10月3日より公開される。
1958年のフランクフルト。戦後十数年を経て、西ドイツは経済復興の波に乗り、ほとんどの人が戦争の記憶、自分たちが犯した罪を過去のものとして忘れ去ろうとしていた。
そんなときに1人のジャーナリストが、アウシュヴィッツ強制収容所で親衛隊員だった男が、規則に反し、ある学校の教師をしていることを突き止める。駆け出しの検察官ヨハンは、上司の引き止めにも耳をかさず、ジャーナリストのグニルカ、強制収容所を生き延びたユダヤ人のシモンとともに、この1件の調査を始めた。
※続きはこちらでご覧ください。