大杉漣を悼む
先日、惜しくも急逝した大杉漣が主演とエグゼクティブプロデューサーを務め、6人の死刑囚と向き合う男を描いた映画「教誨師」が、10月6日より公開されることが決定した。
教誨師とは、受刑者に対して道徳心の育成や、心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く存在のこと。大杉漣演じる主人公の佐伯は、死刑囚専門の教誨師である牧師。独房で孤独な生活を送る死刑囚にとって、教誨師はよき理解者であり、話し相手である。真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始したり、罪を他人のせいにしたりする者もいる。
しかし、皆、どこかで道を誤ったり、ちょっとしたボタンの掛け違いによって取り返しのつかない過ちを犯した者たちなのだ。
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