Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

アートと贅沢を楽しむ秋

京都の「細尾」は、1688年の元禄元年創業の西陣織の老舗。通常の織物の構造が1レイヤー、または、2レイヤーであるのに対し、西陣織の場合10レイヤーから多いものだと15レイヤーの構造を持っている。その中でも、「細尾」のテキスタイルは9000本もの縦糸を1本ずつ制御することで、より多層的なレイヤーを構築しており、布そのものがアーキテクチャー(構造体)という特徴をもつ。

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「細尾」では「More Than Textile」をコンセプトに、様々なテキスタイルの開発に取り組んでおり、6年前には世界のスタンダードな布幅である150cm幅が織れる、世界で唯一の西陣織の織機を開発した。

これにより、今までは着物の世界だけだった西陣織が、世界のアート、ファッションの分野にも進出することが可能になった。最近では、有名ブランドやバイオテクノロジーといった最先端技術とのコラボレーションにも取り組んでいる。

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