Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ヴィスコンティと美しき男たち

イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティの実家は、イタリアの貴族ヴィスコンティ家の傍流で、父は北イタリア有数の貴族モドローネ公爵であり、ヴィスコンティは14世紀に建てられた城で幼少期から芸術に親しんで育った。

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ミラノとコモの私立学校で学んだ後、1926年から1928年まで軍隊生活を送り、退役後は舞台俳優兼セット・デザイナーとして働き始めた。その後、ココ・シャネルの紹介でジャン・ルノワールと出会い、アシスタントとしてルノワールの映画製作に携わった。

1942年に「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で映画監督としてデビュー。以後、ロベルト・ロッセリーニヴィットリオ・デ・シーカなどと共にネオレアリズモ(イタリア・ネオリアリズム)の主翼を担う存在として知られるようになった。

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