Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ポンペイの壁画展

ローマ人の余暇地として繁栄したポンペイの最盛期の人口は約2万人といわれている。紀元後62年2月5日にポンペイを襲った激しい地震によりポンペイや他のカンパニア諸都市は大きな被害を受けた。

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町はすぐに以前より立派に再建されたが、その再建作業も完全には終わらない79年8月24日の午後1時頃にヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜に渡って火山灰が降り続けた。火山の噴火という悲劇的な終焉により、時代を瞬時に閉じ込めたポンペイの町。18世紀に再発見されたポンペイの遺跡は、古代ローマの人々の豊かな暮らしを今に伝え、世界中を魅了し続けている。

1997年に「ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域」として世界遺産に登録され、年間200万人以上の観光客が訪れるポンペイの遺跡は、「秘儀荘」を筆頭とする壁画の美しさで知られ、当時の宗教儀式の様子を描いた壁画の特徴的で鮮烈な色合いは「ポンペイの赤」と呼ばれ、一度目にすると忘れられない鮮やかなものである。

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