Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

マクベス

今年、没後400年を迎えるウィリアム・シェイクスピア。イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物であり、卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また、彼の残した膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。

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そして、「マンガの神様」手塚治虫や「世界のNINAGAWA」こと演出家の蜷川幸雄、また、「映画界の巨匠」黒澤明も題材として取り上げ、昨年は佐々木蔵之介の舞台でも話題になったシェイクスピアの戯曲「マクベス」は、「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶシェイクスピア4大悲劇の1つとして知られている。

勇猛果敢だが小心な一面もある将軍マクベスが、妻と謀って主君を暗殺し王位に就くが、内面・外面の重圧に耐えきれず錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復讐に倒れるという物語は、実在のスコットランドマクベスをモデルにしている。

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