Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

自画像の美術史

ゴッホの自画像を長い時間見続けていたら絵の中のゴッホがだんだんと鏡に映し出された私自身に見えてきた。これは、日本を代表する現代美術家として、国際的に活躍する森村泰昌の言葉。

森村の地元である、大阪の美術館で初となる大規模個展が、4月5日から6月19日までの期間、大阪市北区にある「国立国際美術館」で開催される。

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絵画の登場人物や映画女優、歴史上の有名人物に自らが扮するセルフ・ポートレイト写真で知られる森村は、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続けてきた。今回の個展では、これまで取り組んできた自画像の美術史の集大成ともいえる渾身の作品が並ぶ第1部と、森村の表現の新たな可能性を示す長編映像作品の2部構成で、円熟期を迎えた作家の魅力に迫っている。

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