そうだ京都へ行こう2016
「薩摩焼」は鹿児島県内で焼かれる陶磁器で、「竪野系」「龍門司系」「苗代川系」がある。主な窯場は姶良市の「龍門司窯」、日置市の「苗代川窯」、鹿児島市の「長太郎窯」である。
「白もん」と呼ばれる豪華絢爛な色絵錦手の磁器と、「黒もん」と呼ばれる大衆向けの雑器に分かれている。初期の薩摩焼においては豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際に同行してきた朝鮮人が島津義弘の保護の下に発展させた。なお、2002年1月に国の伝統的工芸品に指定された。
「白もん/白薩摩」は、日置市の旧東市来町の美山にある「苗代川窯」で焼かれていた陶器。藩主向けの御用窯で、金、赤、緑、紫、黄など華美な絵付を行った豪華絢爛な色絵錦手が主。元々は「苗代川焼」と呼ばれ、「薩摩焼」とは名称を異にしていた。
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