イタリアのアート複合施設

ミラノ万博のオープニングでは、今年80歳となったジョルジオ・アルマーニがアンバサダーとしてファッションショーを開催し、また、ブランド創設40周年を記念してミラノに文化複合施設「アルマーニ/シーロス」をオープンさせた。

1975年に創設されたジョルジオ・アルマーニが日本でその名を聞くようになったのは、1970年後半から「アメリカン・ジゴロ」が1980年に公開されてからである。イタリアン・ヴォーグに掲載されたアビエータージャケットは、サンローランとは違ったメンズウエアへのアプローチが新鮮で、新しい時代の到来を感じさせていた。

「シーロス」とは干し草など食料を貯蔵する「サイロ」の意味で、「アルマーニ/シーロス」は、さまざまなアイデアやプロジェクトが詰まった貯蔵庫をイメージとしている。ジョルジオ・アルマーニのコレクションを出発点に、彼のファッションやコスチューム、クリエイティブビジョンなどを発信。そして、新たな世代に向けてこれまでの豊かな経験や技術を公開し、創造性への探究心をうながす場所になることを目指している。

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