サブカルチャーとゴジラ
ヴェンダース、カラックスなど、多くの人気監督を含む世界中のアート映画を配給し、映画「ポンヌフの恋人」などの製作でも知られる映画配給会社ユーロスペースが、11月5日に渋谷から文化発信基地となるライブホール、「ユーロライブ(EURO LIVE)」を開館した。
先日、東横線渋谷駅の地下化に始まった東急グループによる渋谷駅付近の大規模再開発の全容が発表された。確実に渋谷は生まれ変わろうとしている。
1980代から90年代にかけて、渋谷はオルタナティブ・カルチャーの中心であり続け、「若者の街・渋谷」のイメージが全国に定着した。その起点となったのが、「ヤマハエピキュラス」であり、「ジァンジァン」であった。その後、「PARCO劇場」に代表されるセゾン系文化発信基地、多くのミニシアター、さらには、複合的大型文化施設「東急Bunkamura」が誕生するなかで、渋谷系音楽やファッションが全国の注目を浴び、ミニシアターのメッカと呼ばれるようになる。しかし、その多様な渋谷の文化イメージの中心は徐々に終焉を迎え、21世紀になって幕を下ろした。
大規模再開発で普通の街に変貌しようとする転換期の渋谷にサブカルチャーの火種を残したいという思いから、渋谷らしさの残る円山町にライブホール「ユーロライブ(EuroLive)」は生まれた。
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