だまし絵2 進化するだまし絵
展覧会「だまし絵2 進化するだまし絵」が、8月9日から10月5日までの期間、「Bunkamura ザ・ミュージアム」にて開催。終了後は兵庫県立美術館、名古屋市美術館を巡回する。東京・名古屋・神戸の3会場で開催され、計75万人もの動員数を記録した2009年の「だまし絵」展。そして、今回の展覧会はその続編。
会場では、モチーフを本物そっくりに再現する「トロンプ・ルイユ」、影や鏡を主役にした「シャドウ」、幾何学的なかたちや色のシステマティックな配置により錯視効果を引き起こす「オプ・イリュージョン」、視点を変えることでイメージを変化させる「アナモルフォーズ、メタモルフォーズ」 など、仕掛けのカテゴリーごとに分類して作品を展示。
「トロンプ・ルイユ」とは、「シュルレアリスム」においてよく用いられた手法・技法である。ちなみに、「シュルレアリスム」は日本において和製英語流にフランス語と英語の発音をつぎはぎして「シュールリアリズム」、省略して「シュール」と呼称する場合が多々ある。これは現実を無視した世界を絵画や文学で描く芸術運動で、まるで夢の中を垣間見るような独特の現実感と評される。略語の「シュール」は日本語では「非現実的」「現実離れ」の意味によく使用されている。
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