プラダのショートフィルム
「プラダ(PRADA)」が、映画監督ウェス・アンダーソンとのコラボレーションによる8分間ショートフィルム「カステロ・カヴァルカンティ(Castello Cavalcanti)」を発表した。
テキサス州ヒューストン出身のウェス・アンダーソン監督は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ファンタスティック Mr.FOX」「ムーンライズ・キングダム」といったモダンクラシックな映画で知られる映画監督。劇場用にリメイクした「アンソニーのハッピー・モーテル」で長編映画の監督デビューを果たすが、ハリウッドのメジャー映画の監督とは一線をおいて、独自の視点から人間に焦点を当てた個性的でオフビートな作品を世に送り出している。また、独自のビジョンを表現するために、脚本と監督はもとより、劇中音楽の選曲からカメラワーク、プロダクション・デザインや衣装に至るまで熟慮するという。
1998年の「天才マックスの世界」では、「インディペンデント・スピリット賞監督賞」を受賞、2001年の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」では、オーウェン・ウィルソンと共にアカデミー脚本賞にノミネートされ、現在、ハリウッド注目の若手監督として脚光を浴びている。
ちなみに、2009年に日本で放映された「ソフトバンク」のコマーシャルの監督を担当。黄色の帽子・シャツ・ズボンを身につけたブラッド・ピットが、リゾート・シーズンの田舎町を舞台に、サイクリングの集団とすれ違ったりトップレスの女性の写真を撮ったりといったドタバタ劇を繰り広げるというもので、1953年に製作されたジャック・タチ監督による「ぼくの伯父さんの休暇」のパロディである。
※続きはこちらでご覧ください。