CHAUMET/ショーメ
王妃マリー・アントワネットお抱えの宝石商「オベール」のもとで修行をしていたマリ・エティエンヌ・ニトが創業した宝飾店「ショーメ」は、1780年に創業された。
フランス革命後も、その高い宝飾技術がナポレオン・ボナパルトを魅了し、戴冠式の際には宝冠製作の任を命じられている。以降も王室用のジュエリーを手掛け、パリのヴァンドーム広場に店舗を構える「グランサンク」の1つに数えられる名門ジュエラーの地位を確固たるものにした。
1805年にヴァンドーム広場にブティックを構え、現在でもヴァンドーム広場には大きなブティックがある。ブライダル関連のコレクションにも定評があり、ナポレオンとマリー・ルイーズとの結婚における結納の贈り物など数々の皇室のブライダルコレクションを手掛けている。
また、時計製造の歴史も古く、現在確認されている「ショーメ」最古の時計は、1811年に製作されたものといわれる。1970年には、同じくパリの老舗ウォッチブランドである「ブレゲ」の経営権を取得。当代きっての天才時計師ダニエル・ロートらを率い、「ブレゲ」の創業者が残したマスターピースを次々と修復し、名門ブランドを復興させた話はあまりに有名。
1995年からは本格的に時計ビジネスをスタート。きめ細やかな5連ブレスレットに時計を組み込んだブレスレットウォッチ「ケイシス」や、異素材の組み合わせが特徴の「クラス・ワン」など、さまざまなコレクションを発表。2004年からはメンズライン「ダンディ」を開始し、「グランサンク」の名に恥じない、気品に満ちたシリーズ展開を行っている。
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