Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

キプリング

ジョゼフ・ラドヤード・キプリング(Joseph Rudyard Kipling)は、イギリスの小説家、詩人で、イギリス統治下のインドを舞台にした作品、児童文学で知られている。

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英領インドのボンベイ(現:ムンバイ)で、当時ボンベイに設立されたJamsetjee Jeejeebhoy卿の芸術・産業学校において建築彫刻の教授で主任だった父ジョン・ロックウッド・キプリングと母アリス・キプリングの間に生まれた。両親はラドヤードが生まれた年にボンベイに移っていたが、2年前に両親が出会ったイングランドのスタッフォードシャーのラドヤード湖の美しさにちなんで、最初に生まれた子供にその名前を付けた。

キプリングは、19世紀末から20世紀初頭のイギリスで最も人気のある作家の1人で、代表作に小説「ジャングル・ブック」「少年キム」、詩「マンダレー」などがあり、「短編小説技巧の革新者」とみなされた。そして、児童向け作品は古典として愛され続け、作品は「多彩で光り輝く物語の贈り物」と言われる。子供のための物語は今日でも高い人気を保ち続けており、「ジャングル・ブック」は何度も映画化されている。

20世紀初頭にキプリングの人気は最高に達し、「観察力、想像の独創性、着想の力強さ、及びこの世界的に有名な作家の作品を特徴づける語りの非凡な才能を考慮した」という理由で、1907年には「ノーベル文学賞」を受賞した。ちなみに、キプリングは1901年の賞の創設以来、41歳の史上最年少でイギリス人としては最初の受賞者であった。なお、イギリス桂冠詩人爵位などを打診されたが辞退している。

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