マクラーレンP1
フェラーリやランボルギーニとはちょっと違った雰囲気が漂うスーパーカー(表現が古っ)に英国のマクラーレンというクルマがある。モータースポーツの世界最高峰であるF1グランプリの世界において最も成功を収めた名門チームの1つ「マクラーレン」が誇るF1エンジニアリングを、トップダウン方式でロードカーに投影するという極めて希有なスポーツカーメーカーが「マクラーレン・オートモーティブ」である。
その「マクラーレン・オートモーティブ」が、今年のジュネーブ国際自動車ショーにおいて発表したスーパースポーツカー「マクラーレンP1」が、先月日本初上陸を果たした。「MP4-12C」や「MP4-12C スパイダー」を世に送り出したマクラーレンから、375台限定で生産されるスペシャルマシンで、日本国内での販売価格は¥96,615,000と発表された。
ちなみに、「マクラーレンP1」という名前はF1由来のもの。「P1」とは「ポジション1」もしくは「最高峰」を意味するが、マクラーレンが47年にわたるF1参戦の歴史において、現在までにグランプリ182勝、ポールポジション155回を獲得していることを考えれば、ふさわしいネーミングと言える。また、名前にはマクラーレンが引き継いできた伝統も示唆されており、マクラーレンF1は当初、社内開発プロジェクト名として「Project1」、または、「P1」と呼ばれていた。
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