Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ヴァロットン 冷たい炎の画家

2014年、日本とスイス国交樹立150周年の記念すべき年に、スイスの画家であり、グラフィック・アーティスト、現代木版画発展期の重要な人物であるフェリックス・ヴァロットンの日本初の回顧展「ヴァロットン-冷たい炎の画家」が、6月14日から9月23日まで三菱一号館美術館で開催される。

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ヴァロットンは19世紀末のパリで活躍したスイス生まれの画家。ローザンヌの保守的な中流の家族に生まれ、ローザンヌカントナル大学に進み、1882年に古典研究の単位を取得。その後、アカデミー・ジュリアンのジュール・ジョゼフ・ルフェーブルとギュスターヴ・ブーランジェのもとで学ぶためパリに移った。

ルーヴル美術館に入り浸り、ホルバイン、デューラー、アングルに魅せられた。これらの画家たちはヴァロットンの一生涯の手本ともなったという。

ヴァロットンの初期の絵はアカデミックな伝統にしっかりと根付いており、1886年には「Autoportrait(自画像)」がサロンから名誉賞を与えられた。

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