写真展あれこれ
今年の9月、「CHANEL/シャネル」銀座ビルディング4階の「シャネル・ネクサス・ホール」では、レイモン・ドゥパルドンの写真展「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」が開催された。
報道分野において数多くの作品を残しているフランス出身の写真家レイモン・ドゥパルドンは、世界最高の写真家集団といわれる「マグナム・フォト」に所属し、チャド内戦やオリンピックなど、世界中の大きなニュース・名場面をカメラに収めてきた。1973年には、アメリカ海外記者クラブとライフ社が創設したロバート・キャパ賞を受賞している。
1964年には、東京オリンピック取材のために来日。当時22歳のドゥパルドンだったが、独自の鋭い観察眼や優れた画面の構成力を発揮し、2,000点にも及ぶモノクロ写真を残した。以後、メキシコ、ミュンヘン、モントリオールと歴代オリンピックを写真に収め、1980年モスクワ大会までの作品をまとめた写真集「J.O.」は、ロングセラーとなる人気作品となっている。
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京のオシャレホテル
京都の老舗美術商「中西松豊軒」が、その審美眼を生かしてプロデュースしたホテル「ART MON ZEN KYOTO/アール モン ゼン キョウト」が京都の祇園北部にオープンした。
イメージするのは「美術品を愛でるホテル」。地元・京都の美術商が携わるホテルとして、本物の美術品を各部屋に設え、まるで美術館にいるような気分が味わえる。
ホテルが位置する古門前通りは、美術商街としても知られ、格式高い美術商が軒を並べる「ART(アール )」の通り。また、日本のみならず世界から注目を集めている「ZEN/禅」とフランス語の「MON/モン」を組み合わせることで、自己を見つめるという意味を「MON ZEN」に込め、「ART MON ZEN KYOTO」の名前が誕生した。
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上質のタイムピース
フランスの高級紳士靴ブランド「Berluti/ベルルッティ」と「HUBLOT/ウブロ」とのコラボレーションによる「クラシック・フュージョン ベルルッティ」シリーズから日本限定モデルが初登場。100本限定での販売が決まった。
2016年3月に「バーゼルワールド」で発表されて以来、注目を集めてきた「Berluti」と「HUBLOT」のコラボモデル。その日本限定アイテムとしてリリースされた「クラシック・フュージョン ベルルッティ スクリット ブルー」は、ディープブルーの深みのある発色が印象的なモデル。
ダイアルとストラップには、スクリットを施し、シューズと同じ工程を経て作られたヴェネチアレザーを使用。このスクリットは、「Berluti」の4代目当主で、メゾンを革新的な存在に高めたオルガ・ベルルッティが18世紀の古文書からインスピレーションを得たもので、現在の「Berluti」を象徴するデザインでもある。
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ルドルフ2世の驚異の世界展
12月24日まで「福岡市博物館」で開催中の「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」は、2018年1月6日から3月11日までの期間、会場を移して、渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催される。その後、2018年3月21日から5月27日まで、滋賀の「佐川美術館」に移動し開催される。
プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世は稀代のコレクターで、芸術の庇護者として知られている。
この展覧会では、ジュゼッペ・アルチンボルドを始め、ルドルフ2世が愛好した芸術家を中心に、版画を含む絵画作品約80点と、当時のコレクターズアイテムであった工芸品や天文道具約20数点、天文学や錬金術に関する貴重な資料など、120点余りの作品が展示されている。
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