マイバッハのカブリオレ
2016年の8月に米国で開催された自動車イベント「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にて、「メルセデスベンツ」が披露した「メルセデス・マイバッハ」ブランドのコンセプトカー「Vision Mercedes-Maybach 6/ビジョン・メルセデス・マイバッハ 6」は、クラシカルで巨大な超高級クーぺのスタイルが話題となった。
「Vision Mercedes-Maybach 6」は、ラインナップされているSクラスベースの「Maybach/マイバッハ」とは異なる巨大なラグジュアリークーペコンセプトとなっており、ベンツのクラシックカーや、独立したブランドだった頃にタイヤメーカー「フルダ」の23インチ高性能タイヤ「エクセレロ」の開発プロモーションとして1台だけ製作された「マイバッハ 57」をベースに製作されたコンセプトモデル「Maybach Exelero/マイバッハ・エクセレロ」などを彷彿とさせる独特なスタイルに仕上げられた。
全長5700mm、全幅2100mm、全高1328mmというサイズに、2+2シーターの設定である他、エンジンではなくモーターを搭載した4WDの電気自動車となっており、最高出力は750PS、0-100km/hの加速は4秒未満、最高速度は250km/hでリミッター作動、航続距離は500kmを超えるとアナウンスされた。
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Fortis
スイスの老舗時計メーカー「Fortis/フォルティス」は、ヴァルター・フォグトが1912年創立以来、時計産業で常に挑戦を続けてきた。ちなみに、社名はラテン語で「強い」を意味している。
フォグトは29歳のとき、競合ひしめく時計業界で成功する鍵は、価値あるブランドネームと完璧に機能する製品であるとすでに気づいていた。そして、彼はこの条件に合った工場を建設するため、スイスのグレンヘンで鉄道の駅近くの土地を確保して計画を実行に移し、1年後に「Fortis」の商標とロゴを登録した。
フォグトの目標は、信頼性の高い高品質の時計を生産し、世界に向けて販売していくことであった。20世紀初頭に腕時計が世界のトレンドとなり、フォグトは自身のビジネスに好機を見出した。
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ZENITHの快進撃
2016年に襲った時計産業低迷の波を受け、2017年の「バーゼルワールド」は攻め組と守り組にクッキリ分かれた。経済の落ち込み時期を無難にやり過ごし、再び好機が訪れるのを待つのは賢明な姿勢でもある。
しかし、「ZENITH/ゼニス」の選択は違った。1/100秒計測を可能とした機械式クロノグラフの量産化にこぎつけ、このタイミングで発表した。チョイと驚きである。そのずば抜けた判断には、数々のブランドを大成功に導いたジャン-クロード・ビバーによる強気の采配が垣間見える。
クロノグラフ針が、1秒間に1回転するのである。オトコは動くものに目を奪われるというが、その意味では、もう右目も左目も奪われっぱなし。もちろん、過去にも1/100秒計測モデルは複数のブランドから誕生してきたが、それらは限定品、または少量生産品だった。つまり、量産ベースという意味ではこのモデルが世界初と呼べるものだろう。
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2017秋のスニーカー
「adidas Originals/アディダス オリジナルス」と「Hender Scheme/エンダースキーマ」による初のコラボコレクション「adidas Originals by Hender Scheme」が、9月2日より数量限定で発売される。
「Hender Scheme」は、デザイナー柏崎亮による日本のフットウェア・プロダクトブランド。風合い豊かなレザーを採用したフットウェアと革小物を2010年より展開してきた。人が使用することでその人なりの完成品となるという考えのもと生み出される「Hender Scheme」のアイテムは、それ自体の魅力だけでなく、その過程や経過までもがデザインされる。
なかでも毎シーズン形を変えて提案している「オマージュライン」は、それをまさに体現するモデル。今回のコラボは同ラインがきっかけとなって誕生した。
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