Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

中村誠回顧展

資生堂の傑出した名作広告を多数制作し、長年にわたって朝日広告賞審査委員を務めたアートディレクター中村誠氏が昨年の6月に亡くなった。

中村誠氏は、戦後グラフィックデザイン界で最先端を走る広告写真の新たな領域を開拓し、資生堂の女性美を見事に表現した。また、長く資生堂宣伝部をリードし、高度成長期の大型キャンペーンを次々と成功に導いた人物である。グラフィックアーティストとしても生涯活躍。精緻なスクリーンワークを用いた秀作「江戸小紋北斎」では非凡な才能を発揮し、福田繁雄氏との共作「モナリザ百微笑」は世界各国で好評を博した。

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1926年盛岡市生まれた中村氏は、48年に東京美術学校デザイン科卒業後、資生堂宣伝部入社。役員待遇宣伝部長、制作部長、顧問を経てフリーとなる。国内外で多数の賞を受賞したほか、MoMAに作品が収蔵されるなど国際的にも高い評価を受けており、1993年には紫綬褒章受章。

中村氏は、「一業、一社、一生、一広告」をモットーに、「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語り、生涯企業デザイナーという立場を貫き、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな中村氏の没後初となる回顧展「中村誠資生堂 美人を創る」が、6月3日から東京・銀座の資生堂ギャラリーで29日まで開催されている。

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