Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

堂島リバービエンナーレ

堂島リバーフォーラム」は、大阪の中心を流れる堂島川のほとりに位置し、多目的ホールとギャラリー、カフェ、高級賃貸マンションからなる複合商業施設で、文化、情報、創造性の発信拠点を創り出す空間として、常にハイセンスな提案をしている。そして、「堂島リバービエンナーレ」は、堂島リバーフォーラムが隔年で開催する現代アートの祭典である。

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第1回目は、2009年に「リフレクション:アートに見る世界の今(Reflection : The World Through Art)」と題し、森美術館館長の南條史生氏がアートディレクターを務めたアジアにおける最大級の国際美術展「シンガポールビエンナーレ」の出品作品の中から政治的、社会的、文化的な問題提起を行う選りすぐった作品、26点が展示された。

2011年の第2回目は、青森県立美術館チーフ・キュレーターの飯田高誉氏をアーティスティック・ディレクターに迎え「ECOSOPHIA(エコソフィア)」と題した展示が行われた。3月の東日本大震災を厳しく受け止め、これからの地球のあり方を、アートと建築というテーマのもとに自然環境、社会環境、人間の心理の3方向から考察した。「ECOSOPHIA」には、エコの哲学を実践する惑星という意味が込められており、「地圏」「水圏」「気圏」という領域で未来に向けての地球のヴィジョン、新たな自然観、世界像を指し示す空間を会場全体で見せた。

今年で3回目となる「堂島リバービエンナーレ」のテーマは「Little Water」。台湾出身のキュレーターで、テート・ギャラリーのアジア太平洋購入委員会委員や森美術館のインターナショナルメンバーを務めるなど、国際的なアートシーンにも多数参加するルディ・ツェン氏が今回のアーティスティックディレクター。

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