Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

古き佳き水の都

隣国ながら、日本ではまだ広く知られていない表情を数多く持つ中国。北京や上海のような国際的な大都市とは一味違った魅力を持つ地方都市にも事欠かない。蘇州もその1つ。「東洋のヴェネチア」とも称される水の都であり、古き佳き中国文化も垣間見られる街である。

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蘇州は、上海虹橋国際空港から車で1時間ほど走った場所にある江蘇省の中心都市。亜熱帯モンスーン気候の、緑と水に溢れた美しい街。

その始まりは紀元前500年前後、春秋時代に遡る。7世紀初頭に北京と杭州を繋ぐ京杭大運河が建設されたことで、その途中に位置する蘇州は貿易の要所になった。大運河の支流が網の目のように伸びて街中に水の交通路が生まれ、蘇州はますます発展。宋朝元朝時代には繁栄を極めた。今では、長江流域では最も古い約2500年の歴史を誇る都市となり、国内屈指の観光地にもなっている。

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