Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

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「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」の旗手であり、「視覚の魔術師」とも呼ばれる版画家マウリッツ・コルネリス・エッシャー、また、シュルレアリスムを代表する画家サルバドール・ダリ、そして、「日本のエッシャー」の異名を持つグラフィックデザイナー福田繁雄の3者の作品を紹介する展覧会「夢幻×無限 エッシャー、ダリ、福田繁雄」が、4月20日から6月24日までの期間、福島の「諸橋近代美術館」で開催される。

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「トロンプ・ルイユ」は、シュルレアリスムにおいてよく用いられた手法・技法であるが、シュルレアリスムに限って用いられるものではない。フランス語で「眼を騙す」を意味し、「トロンプイユ」と表記されることもある。今日では解りやすく「トリックアート」と呼ばれる事が多い。

「トロンプ・ルイユ」の範疇に分類される様式はかなり広く、「壁面や床などに実際にはそこに存在しない扉や窓、人物、風景などを描き、あたかも存在するように見せかける作品」「平面作品に物を貼り付けて、絵の一部が外に飛び出しているような作品」「3次元の現実ではありえない建築物を描いた作品」「人体や果物・野菜などを寄せ集めて人型に模した作品」「普通に見ると人間の顔に見えるがさかさまにしたり、向きを変えたりするとまったく別の物に見える作品」「大きさや長さについて錯覚を起こさせるような作品」などに分類される。

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