トカゲに靴を作った少年
マノロ・ブラニクは、英国のシューズブランド「Manolo Blahnik/マノロ・ブラニク」のデザイナー。1943年、スペイン領カナリア諸島でチェコ人の父とスペイン人の母の間に誕生し、バナナ農園で育った。
スイスのジュネーブ大学で美術と文学(言語学)を学び始めるが、1968年、舞台芸術家になるためにパリへ移住。1970年に旅先のニューヨークで知人に紹介してもらったアメリカ版「ヴォーグ」の編集長ダイアナ・ヴリーランドに靴デザイナーになるように進められ、1年後にロンドンに渡り、靴作りを始める。その後、ファッションチェーン店「ダミス」から靴の作成を依頼。成功への道を進む。1972年、コレクションでデビュー。1973年にはロンドンのチェルシーに旗艦店を立ち上げて以来、その構築的で美しいハイヒールが、多くのセレブやファッショニスタから支持されてきた。
彼が生み出したハイヒールは、エレガントでありながら「世界で唯一走れるピンヒール」と言われており、大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーが愛してやまない靴として爆発的なブームとなった。
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