興味深い展覧会
「ヤマザキマザック美術館」は、愛知県名古屋市東区葵に2010年4月に、工作機械メーカーであるヤマザキマザックの創業者である山崎照幸が収集した美術品コレクションを公開展示する目的で開館した美術館。
日本国内では目にすることの少ない18世紀ロココ時代の絵画作品を所蔵する。ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンといったフランスのオールドマスターをはじめとするロココの時代から、ロマン主義を代表するドラクロワ、新古典主義のアングル、写実主義、印象派、そして、エコール・ド・パリなど、18世紀から20世紀に至るフランス美術300年の歴史を一望できるコレクションで構成されている。
さらに、19世紀末にフランスで花開いたアール・ヌーヴォーの家具やガラス作品を、壁布やシャンデリアなど往時のサロンを彷彿とさせる優美な内装とゆとりある空間を演出した部屋に展示されており、なかでも、質の高いエミール・ガレ最晩年のガラス作品を多く所蔵することでも知られている。
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