悦楽のひと時
日本橋の「コレド室町1」の地下1階にある「おちゃらか」は、日本茶フレーバー専門店。オーナーを務めるフランス人のステファン・ダントン氏は日本を愛するソムリエ。
近年、徐々に国内での供給量が減ってきてしまっているという日本茶の可能性を広げるために、日本茶を愉しむ層への入り口として2005年に吉祥寺に最初のショップを構えて約10年。その後、緑茶やほうじ茶に、果物や花、よもぎ、昆布など、日本独特の植物の香り付けをしたオリジナルフレーバーティーを独自開発し、日本国内には勿論、世界に向けても、新たな日本茶の在り方を提案・発信している。
「コレド室町店」の壁にずらり並んだ茶箱に入ったフレーバーティーは、ダントン氏が自らアトリエで試作を重ねてブレンドしたもので、ブレンドも香りづけも全てが手作業。日本茶本来の味わいを残しつつ完成した常時約50種類の茶葉を揃え、また、シーズンで年に1~2回、新たなフレーバーを追加するという。
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