Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

フューチャー・クラシック

クラシック音楽の生まれ故郷のヨーロッパでは、新しい試みが近年、活発に行われている。それは、テクノやハウスなどのDJ/クラブミュージックのアーティストとオーケストラとのコラボレーション。あえて言うならば「フューチャー(未来形)・クラシック」という、1つのクラシック音楽のスタイルである。

「クラブ」と「クラシック」。一見、水と油のような組み合わせだが、もともとコンピューターを使った音色で時間と空間を設計し、人々を踊らせていくクラブミュージックと、楽器が紡ぐ音響で時間を埋めていくクラシック音楽はひじょうに共通点が多く、日本と違って、それらがアートとして捉えられているヨーロッバでは、この試みは必然であった。

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そのムーブメントの先駆者は、ジェフ・ミルズ。テクノDJ/プロデューサーの第一人者でもあり、エレクトロニックミュージックにおける先駆的作品を多く発表している彼は、近年、フランス、ドイツ、オランダ、そしてイギリス等各地の交響楽団とともに新曲発表を行っている。

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