Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ルネ・マグリット

絵画強盗を道楽にする大富豪と保険会社の敏腕女性調査員の危険な駆け引きを描いた映画「トーマス・クラウン・アフェアー/The Thomas Crown Affair」。

これは、1968年に公開されたスティーブ・マックイーンフェイ・ダナウェイ主演「華麗なる賭け」のリメイク作品。実業家として成功している主人公の裏の顔は泥棒のプロ、銀行強盗で大金を手にする一方、保険調査員の女性に正体を見抜かれつつも恋に落ち、やがて追いつめられてゆく2人の行く末は…というオリジナル版のストーリーがリメイク版ではやや設定が変更され、銀行強盗ではなくメトロポリタン美術館からモネの作品を盗む絵画泥棒、舞台もボストンからニューヨークというように変わっている。

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主演のピアース・ブロスナンは5代目ジェームズ・ボンドとして「007」シリーズでの活躍が有名だが、この作品では、ボンドのイメージより、80年代に放映されたテレビドラマ「探偵レミントン・スティール」の主人公の雰囲気に近いかも知れない。しかしながら、ダンディでお茶目な佇まいは、ピアース・ブロスナンの真骨頂といえる。

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