Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

夜のお菓子

静岡県浜松市の名産品として全国で広く知られている「うなぎパイ」は、1961年に有限会社「春華堂」によって開発された。

ちなみに、「うなぎパイ」は、うなぎの骨で取った出し汁を粉末にした「うなぎパウダー」をパイ生地に練りこんで焼いた洋菓子で、うなぎの味はしない。

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当時、浜松はまだ知名度はなく、有名なのは浜名湖であった。そして、浜名湖といえば「うなぎ」というイメージが強く、その「うなぎ」から浜松らしいお菓子創作へのヒントを得たという。試行錯誤を繰り返し、実際の蒲焼きさながらにタレを塗るという工夫も施され、現在の「うなぎパイ」の形状ができあがった。

うなぎパイ」の販売開始後、同時期に東海道新幹線東名高速道路の開通など、東海地方で交通インフラの整備が進んだことが追い風となって急速に売り上げを伸ばし、1962年には60万本だった年間売り上げ本数が、3年後の1965年には700万本に達するなど、「うなぎのぼり」の売り上げ増を記録した。

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