珠玉のドキュメンタリー3作品
ドキュメンタリー作品には優れた作品が多い。今日は興味深い3つのドキュメンタリー作品を紹介する。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」や山本耀司に関するドキュメンタリー「都市とモードのビデオノート」など、数々の傑作ドキュメンタリー映画を手掛けてきた、巨匠ヴィム・ヴェンダースの最新作「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」が、2015年夏に日本で公開される。
ヴィム・ヴェンダースが今回スポットを当てたのは、「神の眼」を持つ写真家と呼ばれるセバスチャン・サルガド。ブラジル出身の写真家のサルガドは、ドキュメンタリー写真・報道写真の分野で活動した人物。
当初、サルガドは写真とは関係のない仕事をしていたが、やがて、写真家としての正式な教育を受けないまま、1970年代前半に写真家として活動を開始。アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどの発展途上国を回り、貧困、飢餓、過酷な労働、難民、内戦などを写し取った作品を多く制作。30代から40年間、世界中で写真を撮り続けてきた彼の作品は、死や破壊、腐敗といった根源的なテーマを扱う。モノクロを基調とした作品の数々は、写真と呼ぶにはあまりにも美しく荘厳だ。
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