Touch the Heartstrings

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世界一美しいボルドーの秘密

フランスでは、ほぼ全土に渡って多かれ少なかれワインが生産されているが、中でも有名な産地は、南西部の「ボルドー」と東部の「ブルゴーニュ」である。

お互いフランスを代表するワインであるものの、「ボルドー」と「ブルゴーニュ」は、大いに異なるイメージがある。繊細で女性的な性格を持つ「ブルゴーニュ」は、一般的に小規模の畑で、職人的な技によって作られてきた。「ブルゴーニュは旅をしない」と言われる通り、長期間の輸送に向かず、フランス国内で主に消費された。デリケート、通好みで閉鎖的。村の名前や作り手の名称が複雑に入り組んでおり、分類するのが難しい「フランス人がつくるフランス人のためのワイン」である。

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一方、世界的に最も有名なワイン産地の1つであるジロンド県全域にわたる地域で「ボルドー」を名乗ることができ、大西洋に面した地理的特性により、古くから英国に運ばれて評価を受けた「ボルドー」は、パワフルで、わかりやすくて、開放的であると言われる。

また、「ボルドー」では古くから品質にしたがってワインの格付けが行われており、特に1855年のメドック地区における赤ワインの格付けが有名。第一級に選ばれた4つのシャトー、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」「シャトー・マルゴー」「シャトー・ラトゥール」「シャトー・オー・ブリオン」と、1973年に昇格した「シャトー・ムートン・ロートシルト」は「5大シャトー」と称され、「ボルドー」は世界でのその地位を確立。いまもなお、多くの著名人やセレブリティたちを魅了し続けている。

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