サンダンス映画祭
「サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)」は、ユタ州のスキーリゾート地で有名なパークシティで1978年より毎年1月中旬から11日間に渡って開催されている。
映画製作者たちをユタ州に惹きつけるのを狙いとして、ユタ州の住民であった俳優・映画監督のロバート・レッドフォードが「ユタ・US映画祭」として始めたのがきっかけで、当初のメイン・イベントは古い映画の回顧展で、映画製作者らによるディスカッションなどが行われた。しかし、当時すでにハリウッドの外で制作された映画群によるプログラムも含まれていた。ちなみに、この映画祭の名称は主催するロバート・レッドフォードが映画「明日に向って撃て!」で演じた役柄サンダンス・キッドに由来する。
余談ながら、「明日に向って撃て!」は、日本では1970年に公開されたアメリカン・ニューシネマの傑作。実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語で、ラストシーンのストップモーションは映画史に残る屈指の名シーンとして有名だ。
当初はポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが折半してウィリアム・ゴールドマンから脚本を買い取り、ニューマンはサンダンス役で出演する予定だったがマックイーンが都合により降板。その後、監督のジョージ・ロイ・ヒルの薦めでニューマンはブッチ役となり、サンダンス役にはニューマンの妻の薦めで当時まだ無名であったロバート・レッドフォードが起用されたという。
※続きはこちらでご覧ください。