Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

みうらじゅん

漫画家、イラストレーター、エッセイスト、小説家、ミュージシャン、評論家、ラジオDJ、編集長、ライター、解説者など幅広い分野で活動している「みうらじゅん」。長髪とサングラスがトレードマークとして有名。

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小学生時代から仏像と怪獣が好きな少年で、京都や奈良の仏像を巡る。仏像が好きすぎて仏教系の学校に入学したが、途中でエロに興味が出て仏像に飽きる。仏像が好きな理由は、怪獣のように見上げる迫力があったからだという。高校時代から絵描きを目指し、2浪後に武蔵野美術大学に入学。在学中から友人が糸井重里の事務所に勤めていたため、特に何をするでもなく入り浸り、糸井が「タダでイラストを仕上げる奴がいる」と紹介し、カットの仕事をもらっていた。

1980年に1964年から青林堂が刊行していた漫画雑誌「ガロ」誌上でデビュー。「ガロ」に持込をしたのは他に掲載させてくれる雑誌はないと周囲に言われ判断したためだが、それでも当時編集長だった渡辺和博の判断で何度もボツになった。デビュー作の「うしの日」も一旦はボツになったが、その後、渡辺と親交の深かった糸井の「載せてあげれば?」の一言で掲載されたという。

ちなみに、「マイブーム(my boom)」はみうらによる造語である。「my」と「boom」を組み合わせた和製英語で「自分の中だけではやっている物や出来事」といった意味で使用される。みうらのマイブームのルーツは、小学生時代に遡る。小学校の社会科見学で奈良・京都の寺院を見学してから仏像に興味を持ちはじめ、寺院で配布されているパンフレットの仏像の写真を切り抜き仏像の感想を添えスクラップにしていた。この仏像ブームがみうらの人生初のマイブームとなった。なお、この言葉は「大ブーム」に語感が似ていることから思いついたという。

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