情熱のフラメンコ
ヴィム・ヴェンダース監督の「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(Pina)」は、2011年のドイツの3Dダンス映画で、2009年に亡くなったドイツのコンテンポラリー・ダンス振付家のピナ・バウシュを扱ったドキュメンタリー作品である。
1940年ドイツのゾーリンゲン生まれたピナ・バウシュは、14歳からエッセンのフォルクヴァンク芸術大学でクルト・ヨースに師事。18歳で首席卒業後、国費交換留学生としてニューヨークのジュリアード音楽院舞踊科に入学。アントニー・チューダーの勧めによりメトロポリタン・オペラ・バレエ団やニュー・アメリカン・バレエ団などで活動した。
1962年に帰国し、フォルクヴァンク舞踊団でソリストとして活躍。振付を開始し、1969年には芸術監督に就任。この年フォルクヴァンク芸術大学の教授にもなっている。同年の作品 「時の風の中で」がケルンの国際振付家コンクールで1位を獲得。
ドイツ表現主義舞踊の権威であるヨースの影響を色濃く受け継ぎながら、演劇的手法を取り入れたピナ独自の舞踊芸術は演劇とダンスの融合とも言われていた。
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