マイヤーリング
去年の夏にオードリー・ヘップバーンの追悼20周年を記念した写真集「Audrey オードリー・ヘップバーン 60年代の映画とファッション」が刊行された。
著者はオードリー・ヘップバーンのオリジナル写真を世界最大規模で所有しているというオーストラリア出身のライター、デイヴィット・ウィルズ。映画監督やファッションデザイナー、共演者らの賛辞やエピソード、オードリー自身の回想を交えながら、全262点の写真を収めた一冊に仕上がっている。
ちなみに、デイヴィット・ウィルズはこれまで自身が抱えるオリジナル写真やネガ、ポジフィルムのアーカイブコレクションを通じて、「ニューヨーク近代美術館」や「メトロポリタンアート美術館」といった有名美術館、刊行物などに資料を提供。写真展のプロデュースなども行い、資料館のキュレーターや写真の保存家、編集者など多彩に活動している人物。
「Audrey オードリー・ヘップバーン 60年代の映画とファッション」は、1960年代に女優やモデルとしてキャリアを確立しつつ、世界の恵まれない子どもたちを救う活動も行なっていたオードリー・ヘップバーンに敬意を表して制作。「ティファニーで朝食を」や「噂の二人」、「暗くなるまで待って」など代表的な映画作品の名シーンを取り上げて、彼女が美とファッション界にインパクトを与えた装いにスポットを当てている。約300ページにわたる紙面では、リチャード・アヴェドンや バート・スターンセシル・ビートンら当時を代表する写真家が撮影した「博物館品質」ともいえる貴重な作品をはじめ、単行本初収録となる写真が多数掲載されている。
今日、京都の本屋で偶然見かけたが、なかなか豪華で素敵な写真集でちょっぴり感激。良心的な本屋で写真集の閲覧が可能だったため、時間を忘れて思わず魅入ってしまったオヤジである。購入しないところが少々イタイところで、情けない。
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