Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

フレデリック・カッセル

フレデリック・カッセル(Frederic Cassel)は、パリ郊外の深い森に囲まれた古都フォンテーヌブローに店とアトリエを構えるフランスで最も輝くショコラティエ

1967年5月25日フランス北部アヴィルに生まれたフレデリック・カッセルは、小さな頃は服飾デザイナーになりたかった夢が、15歳の時にショコラティエ・パティシエへの夢に変わった。生家が精肉店と惣菜を営み「良質の食」に囲まれて育った影響が大きかったようだ。

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1988年から「フォーション」にて修行。この時にピエール・エルメ氏に出会い、「最高の素材と厳格な仕事」を学び、現在はよき友人の1人。

1994年に深い森に囲まれ世界遺産を持つ古都フォンテーヌブローに自らの店「Frederic Cassel」を開店。また、2002年にはショップの近くに、ショコラティエとサロン・ド・テをオープンする。

そして、世界最高レベルの菓子職人が集まる「ルレ・デセール」のメンバーとなり、2003年には若干36歳にして会長に就任、現在に至っている。ちなみに、「ルレ・デセール(Relais Desserts)」は、1981年にフランスで創設されたヨーロッパを中心とした世界のパティシエが加盟する協会のこと。春と秋の年2回セミナーが開催され、最高の菓子作りを目指している。副会長はピエール・エルメ、その他、ジャン=ポール・エヴァン、「ダロワイヨ」のパスカル・ニオーなど国内外で活躍するパティシエや「フランス国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France、MOF)」受賞者が多く名を連ねている。なお、日本人メンバーは「イデミ・スギノ」の杉野英実、「エーグル・ドゥース」の寺井則彦、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」の青木定治らがメンバーとして活躍している。余談ながら、メンバーになるためには、既存メンバー2名の推薦状とメンバーの前でのプレゼンテーションが必要だ。

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