Touch the Heartstrings

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ノルウェーの魅力

ノーベル平和賞」はノーベル賞の一部門で、ノーベル賞創設者アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された五部門のうちの1つで、ノーベルは、スウェーデンとノルウェー両国の和解と平和を祈念して、「平和賞」の授与はノルウェーで行うことにした。そして、「平和賞」のみがスウェーデンではなくノルウェーが授与主体である。

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ノーベルは遺言で「平和賞」を「国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物」に授与すべしとしているが、選考委員会では「平和」の概念を広く解釈しており、受賞対象者は国際平和、軍備縮減、平和交渉だけでなく、人権擁護、非暴力的手法による民主化や民族独立運動、保健衛生、慈善事業、環境保全などの分野にも及んでいる。

選考はノルウェー国会が任命する政治的に独立した機関である「ノルウェー・ノーベル委員会(5人)」が行い、毎年の受賞は最高3者までと決まっている。各国に推薦依頼状(通常非公表)を送り、推薦された候補者より選ばれる。受賞が決まるのは例年10月頃で、現地時間の12月10日午後1時からオスロオスロ市庁舎で授賞式が行われる。

ノーベル平和賞」はその性質上、他のノーベル各賞に比して政治色が格段に強い。科学三賞(医学・物理・化学)や経済賞などの場合は業績に対し、ある程度客観的な評価と期間を経て選考決定されるが、「平和賞」は現在進行形の事柄に関わる人物も受賞対象になり、選考委員による主観的評価にならざるを得ないため、選考結果を巡って世界中で度々論議が起こる。実際、毎年選考に向けてロビー活動も政治行動も多々あるのが現状だ。

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