Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

東京五輪招致おめでとう

五輪開催都市を選ぶ1回目の投票で「東京敗退」という誤報が流れたほど、いたるところで異様な空気が漂った。マドリッドイスタンブールの決戦投票のアナウンスがあり、それが開催国決定の投票なのか、東京との決戦相手を決める投票なのか分からない。

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生中継をしている各テレビ局のキャスターたちも、何が起こったかなかなか把握できずにいた。胸の締め付けられるようなもどかしい時間が過ぎていった。やがて、東京がトップ通過で決勝戦に残っていることが判明し、ホッと胸を撫で下ろす。明け方の日本で、安堵した人も多いことだろう。

そして、日本時間の午前5時20分、静まりかえった会場でIOCのロゲ会長が「TOKYO」と読み上げた瞬間、ブエノスアイレスの会場は大きな歓声と拍手が湧き上がった。招致委員会のメンバーたちは、一斉に立ち上がり、抱き合って喜びを分かち合った。もちろん、日本全国でも大きなガッツポーズと万歳の嵐。

東京とイスタンブールによる決選投票では東京は60票を獲得、36票だったイスタンブールを破った。これで、2020年夏季オリンピックパラリンピック開催が東京に決定した。東京でのオリンピック開催は1964年大会以来、56年ぶり2度目となり、アジアでは初めて2度目の開催である。大会期間は7月24日から8月9日。また、日本での五輪は冬季の1972年札幌、1998年長野を含めると4度目になる。

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