Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

シュワッチ!

科学特捜隊のハヤタ隊員が小型ビートルに搭乗して青い球体と赤い球体を追跡するところから物語は始まった。そして、竜ヶ森湖上空で小型ビートルは赤い球体と衝突して墜落し、ハヤタ隊員は命を落としてしまった。

赤い球体の正体は、M78星雲の宇宙人。彼は、宇宙の墓場へ護送中に逃亡した青い球体の正体である宇宙怪獣ベムラーを追跡し、地球までやってきたのだ。自分の不注意によってハヤタ隊員を死なせてしまったことに責任を感じた宇宙人は、ハヤタ隊員に自分の命を分け与えて一心同体となり、地球の平和を守るために戦うことを決意する。

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ご存知、1966年7月17日から放映が開始された「ウルトラマン」の冒頭シーンである。放送時の平均視聴率は36.8%、最高視聴率は42.8%を記録した超人気番組だった。初放映から半世紀近く経った現在でも世代に関係なく認知度が高く、固有名詞としての「ウルトラマン」は、「広辞苑」の見出しにも記載されている。また、最終回でウルトラマンがゼットンに倒されたシーンは、放映当時の子供たちに少なからず衝撃を与え、「大人になったらゼットンを倒してウルトラマンの仇をとろう」と、格闘技を始めたきっかけになった格闘家もいるという。

ちなみに、日本記念日協会に登録されている「ウルトラマンの日」は、初回放送日の7月17日ではない。「ウルトラマン」の第1話「ウルトラ作戦第1号」が放送された7月17日より1週間前の7月10日には、ウルトラマン、ウルトラ怪獣科学特捜隊が出演し、ウルトラマンの生みの親である円谷英二もゲストで登場した「ウルトラマン前夜祭ウルトラマン誕生」という杉並公会堂で行われた番組PRイベントが公開録画中継で放送された。つまり、ウルトラマンがテレビに初めて登場した記念すべき日は7月10日ということになる。

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