Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

京の街でコンチキチン

千百年余の伝統を有し、毎年7月1日の「吉符入り」から31日の疫神社「夏越祓」まで、1カ月に渡る神事が今年も京都に夏を告げる。京都八坂神社のお祭り祇園祭は、疫病退散を祈願した「祇園御霊会」が始まりという。

そして、祇園祭のハイライトである山鉾巡行が迫り、今年もまた山鉾巡行に参加する山車を組み立てる「山鉾建て」が京都市中心部の四条通などで始まった。宵山が始まる14日までに全32基の「山」や「鉾」と呼ばれる山車が勢揃いする。組み立てが始まったのは、巡行で先頭を進む「長刀鉾」のほか、「函谷鉾」や「月鉾」など5基。大きいもので高さ20メートル、重さ10トンを超すものもある。ちなみに、それらは山車を持つ各町内の収蔵庫から木材を運び出し、釘を使わずに縄だけで固定する「縄がらみ」と呼ばれる伝統技法で組み上げられる。

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祇園祭は、上賀茂神社下鴨神社の「葵祭」、平安神宮の「時代祭」とともに京都三大祭りの1つである。さらに、大阪の「天神祭」、東京の「山王祭」と並んで日本三大祭りの一つに数えられ、また、岐阜県高山市の「高山祭」、埼玉県秩父市の「秩父夜祭」と並んで日本三大曳山祭の1つでもある。なお、岐阜県高山市の「高山祭」、滋賀県長浜市の「長浜曳山祭」と並んで日本三大山車祭の1つともなっており、日本を代表する祭で、山鉾行事は国の重要無形民族文化財である。

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