Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

空中店舗

千代田区最大のビジネスコンテストである千代田ビジネス大賞「ニュービジネス部門」で、既存の駐車場に付加価値を付けるサービスの新規性や革新性が高く評価され優秀賞を受賞したのは、フィル・カンパニーという会社。青空駐車場の上空を活用するというコンセプトは、これまで誰も手をつけていなかったまったく新しいサービスであり、「あったらいいな」を実現したニュービジネスとして注目されている。

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フィル・カンパニーが提唱するフィル・パーク事業とは、都市部に多数存在し、さらに増加するコインパーキングなどの空中部分を活用することで、「駐車場=Parking」「人=People」「植物=Plant」が共生できる「独自空間(空中店舗)」を創りだし、これからの社会には必要とされる事業であると考える。

駐車場の上空を活用することで、従来の青空駐車場は屋根付きの駐車場となり、明るく、人が集まる空間になることで治安が改善される。また、テナント来客顧客の駐車場利用で駐車場の稼働率が向上するなど、複数のメリットが生まれ、駐車場上部に生まれた空間は、テナントに新たな事業の場を与え、地主には駐車場賃料に加え、テナント料の追加収入を約束する。

そして、屋上の緑化を施すことで、スペースの有効活用を行うと同時に憩いの場を提供することが可能になる。遮熱効果が高まり、地球に優しく地域景観や都市環境にも貢献できるという様々なメリットを生み出す。

フィル・カンパニーはすでに多くの「空中店舗」の実績を持っており、土曜深夜にTBSで放映されている上地雄輔がナビゲーターを務めるドラマとトークが同時に進行する新感覚番組「原宿ネストカフェ」の撮影舞台である原宿の「カフェ ネスカフェ」もフィル・パークの実例である。

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そして、今年4月に完成、6月下旬にグランドオープンする「フィル・パーク京都河原町(仮称)」は、関西初となる「空中店舗」として、京都の景観に合わせた和モダンなデザインを実現し、新しい建築が非常に難しく、建築基準の厳しい京都に登場する。1階駐車場、2階カフェ、3階飲食店、屋上には庭園サロンを予定し、環境に優しい建築として早くも注目されている。

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京都と言えば、今週の土曜日に一夜限りのパーティーが開催される。1772年に創業した老舗シャンパーニュ・メゾン「Veuve-Clicquot(ヴーヴ・クリコ)」は、季節の始まりを独創的なスタイルで祝うエレガントで刺激的な集いを「SEASON(シーズン)」と呼び、世界各国で独創的なイベントを開催している。

京都の春の風物詩としても知られる「都をどり」の開催場所としてお馴染みの祇園甲部歌舞練場で開催される今回の「SEASON」の「クリコ イン ザ ブルーム」は、由緒ある和の空間が、ヴーヴ・クリコとのコラボにより華やかで遊び心溢れる大人の社交場に大変身する。

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「Veuve-Clicquot」のブランドカラーに彩られた空間の会場では、ヴーヴ・クリコ「イエローラベル」「ローズラベル」がグラスで提供される。そして、4月1日から、デザインボックスにボトル1本が入った「ヴーヴ・クリコ ローズラベル キモノボックス」と、ボトル1本にフルートグラス2脚をセットにした「ヴーヴ・クリコ ローズラベル キモノボックス グラスセット」の2種類が数量限定で発売される。

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芳醇な赤い果実をアクセントとしたフローラルでフルーティーな味わいのシャンパーニュのローズラベル「ヴーヴ・クリコ ローズラベル キモノコレクション」のボックスデザインは、日本庭園にインスピレーションを受け、繊細なローズカラーの花々のデザインに、象徴的な日本の春の花々と長寿の象徴である竹をあしらい、花車の豪華さとシャンパーニュに使われるブドウのすみれ色、そしてブランドカラーのイエローをミックスさせたもの。何かと祝い事の多い春の贈り物には最適だ。

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なお、パーティー会場では京友禅の老舗「千總」が、この日のためだけに手がけた、世界で1点だけの美しい着物が展示される。これは「ヴーヴ・クリコ ローズラベル キモノコレクション」にインスパイアされて作られたものだという。

伝統と革新が同居するヴーヴ・クリコと京都の世界観が融合する特別な一夜である「クリコ イン ザ ブルーム」。パーティーに参加するのに予約などは不要なので、そのまま会場を訪れても大丈夫との事。親しい人と一緒に京都の春を満喫し、特別な夜を過ごしてみてはいかが…。

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