Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

靴の魔力

高いヒールと赤い靴底が特徴のクリスチャン・ルブタンのハイヒール。レディー・ガガ、クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズ、マドンナなど多くのセレブや芸能人、また、モデルやスタイリストなどのファッション関係者の間でも愛用者が多いこと…

エルメネジルド・ゼニア

バブル時代、にわか成金たちのファッションはヴェルサーチやアルマーニの吊るしの服をこれ見よがしに着ていたものだ。バブルに踊らされない本物の品あるセレブは「エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)」の高級でシックな生地を昔から贔屓のテーラー…

祝オープン

4月26日の金曜日には、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」に複合ビル群「グランフロント大阪」が開業した。初日には30万人以上の人が訪れる盛況ぶり。また梅田が賑やかになった。しかし、ミナミも新店ラッシュで梅田に対抗する。4月13日には日本最大規模…

アイアンマン3

まさにハリウッド映画の面目躍如という作品。こんなド派手な映画は大好きだ。何も難しいことを考えず、ただスクリーンで繰り広げられる迫力あるシーンに身を委ねていればいい。これが映画の醍醐味ってものだ。ロバート・ダウニー・Jr.主演の人気アクションシ…

木と手が編み出す組子

組子工芸は細かく削った「組手(くで)」と呼ばれる木材を組み合わせ、様々な模様を編んでいく伝統的な装飾法。釘や接着剤を使わず木片のピースをパズルのように組むことによって、模様や絵を作り上げていく。塗装や染料を全く使わずに木の天然の色を活かし…

書のアート

書道家の「紫舟(ししゅう)」の「書」には意思がある。文字に感情を吹き込み、表情をつけられた「書」は「意思を表現する」手段になると信じ、彼女は書家を志した。6歳より書道を始めた彼女は、小学生の頃には8段となった。大学卒業後は神戸のアパレルメー…

ラグジュアリー

最近、友人との会話で印象深いコメントが何となく心に残っている。他愛もないことなのだが、言い得て妙という趣がある。友人曰く、今は「ゴージャス」から「ラグジュアリー」の時代に移行した言う。例えば、「ベンツ」ではなく「マセラティ」、「ロレックス…

ガシャポン

小型自販機に硬貨を入れてレバーを回すと球体のカプセルに入った玩具が出てくる。このカプセルトイに夢中になった幼い頃が懐かしく思い出される。そう、確かにあの頃のカプセルトイには夢があった。もともとカプセル自販機自体はアメリカで考案されたもので…

Heineken Star Lounge

世界的に「オレンジ軍団」という愛称で知られ、1974年のW杯では正確無比なトータルフットボールを展開したことから「時計仕掛けのオレンジ」というあだ名で呼ばれたこともあるサッカーのオランダ代表チームのオフィシャルスポンサーである「ハイネケン(Heine…

和服の誘惑

大手チェーンの「やまと」では、「着る推進室」を新設し、着物を着ていく場所を提供するために行っている「きもの日和」を近隣店舗合同で行う大規模なイベント「合同きもの日和」を開催したり、着付レッスン「着付倶楽部」を全店で実施するなど様々な取り組…

ライジング・ドラゴン

これが最後のアクション映画という前宣伝の「ライジング・ドラゴン」は、ジャッキー・チェンが世界中を飛びまわるトレジャーハンターに扮したアドベンチャー活劇。有終の美を飾るには、少々中国向けの映画に仕上がっている。清朝時代、贅の限りを尽くして建…

シャネル No.5

記者の「夜は何を着て寝るのか?」との質問に「シャネルの5番よ」と答えたマリリン・モンローのエピソードは有名なお話。「シャネル」を代表する香水「No.5」は、ココ・シャネルが発表した初の香水で、ロシア宮廷で働いていた調香師のエルネスト・ボーとの協…

エアリズム

最終日に何とか頑張りを見せた石川遼だったが、どうも彼のマスターズでの過去5年間の成績はパッとしない。女子ゴルフでは日本人選手の活躍がけっこう目立つだけに、男子ゴルフでは遼君をはじめ、日本人選手がなかなか上位進出しないのは寂しいかぎりだ。応援…

ヴェルサーチの椅子

ミラノモードの「3G」として、ジャンフランコ・フェレとジョルジオ・アルマーニと共に、90年代のミラノを牽引したジャンニ・ヴェルサーチ。ヴェルサーチのデザインは華やかで芸術的、言い換えれば、派手で官能的。そして、とても現代的。ヨーロッパのデザイ…

カリフォルニア・モダン

20世紀初頭から多くの移民を受け入れてきたカリフォルニアは、第二次世界大戦後、世界一の経済力を誇る大国アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げた。急激な人口の増加によって、建築や生活空間のデザインの需要が生じたカリフォルニアでは、戦…

うめぐる

JR大阪駅北口を降り、吹き抜けの空間を通り抜けると、目の前には威風堂々とした超高層ビル群の姿が現れる。大阪最後の一等地といわれる再開発地区「うめきた」に建つ、先行開発区域プロジェクトのビル群だ。4月26日にはお待ちかねの「グランフロント大阪」が…

銀座ショコラストリート

銀座には世界の高級チョコレート店が4店舗が立ち並ぶ「銀座ショコラストリート」という名称の通りがある。場所は銀座の西五番街通り。バレンタイン時期にもなると長い行列ができることで、多くのメディアが取り上げる有名スポットだ。銀座はスイーツ店が300…

クラウド・アトラス

2004年に発表されたデビッド・ミッチェルのブッカー賞最終候補にもなった「クラウド・アトラス(Cloud Atlas)」を原作に、「マトリックス」シリーズのラナ&アンディ・ウォシャウスキー(兄が性転換をして、ラリー改めラナになり、姉弟となったウォシャウス…

チームラボ/teamLab

「チームラボ」は、東京大学で同級生だった2人がシステム開発の請負事業を行い始めたのがきっかけで誕生した。その後、彼らの友人など数名を加え、ベンチャー企業としての形態となった。そして、現在の「チームラボ」は、ウルトラテクノロジスト集団を自称し…

41年目のY's

先週お伝えした山本耀司の「Y's」ネタの続編である。2013年で41年目を迎えた「Y's」は、「ゼロからイチに生まれ変わる」というブランドの新展開をコンピューターのプログラム言語である「0(ゼロ)」と「1(ワン)」で表現し、ハイテクと伝統など両極が混在…

KISSA

古き佳き時代、青山の街を素足にサボや下駄でカラコロと音を響かせて活歩している姿が、多くの人達の脳裏に色濃く残っているかも知れない。また、夢のようなファンタジックなパンプス、雑誌で話題になったカラフルなポックリ、バイクに乗るために作ったライ…

スーパーベビーカー

カッコよく育児したいイクメンやオシャレ感度の高いママさんの増加に伴い、最近ではデパートや各地の商業施設で育児に関するいろんなイベントが開催され、また、多くの育児アイテムが発売されている。男性の育児参加が益々注目される中、市場ではパパ目線の…

スヌーピーと日本の匠

漫画「ピーナッツ(Peanuts)」は、掲載された雑誌2000誌を越え、世界75カ国・21言語で3億5500万人以上の読者を持ち、コミックの総発行部数は3億部を越える人気作品。チャーリー・ブラウンと飼い犬のスヌーピーを中心としたキャラクター達が、かわいらしい外…

アントン・コービン

「世界最強のロック・フォトグラファー」と称されるアントン・コービンは、1955年にオランダで牧師の息子として生まれた。高校時代に音楽を通じて写真の魅力に目覚めたというコービンは、1972年の野外コンサートで父親のカメラを借りて写真を撮った後、ステ…

オーク表参道

昨年の11月中旬、「日々雑感」で東京・原宿の表参道ネタを掲載した。「ファッション×建築家」という流れに先鞭を著けた丹下健三設計の「ハナエ・モリビル」が解体され、そして、その跡地には「oak omotesando(オーク表参道)」という複合施設が建設されてい…

ヤンマーのプロジェクト

僕の名前はヤン坊…このフレーズで始まるCMソング「ヤン坊・マー坊の歌」は、民放テレビ局で主に夕方のローカル時間帯に放送されている「ヤン坊マー坊天気予報」のテーマソング。1959年の気象記念日(明治17年制定)にあたる6月1日よりスタートし、2009年6月1…

Yohji Yamamoto

若かりし頃、よく「Y's for men」の服を着ていたことがある。もともと「Y's」を着ている女性の隣にいる男性が似合う服というコンセプトで作られたブランドだが、2009-10年秋冬コレクションをもって休止している。「Y's」のデザイナーである山本耀司は、1972…

フェンディ

1964年に海外渡航が自由化され、この年には3万人弱だった海外渡航者の数は、71年には96万人と7倍増。71年にドルが固定相場制から変動相場制へとシフトし、1ドル360円が308円と円高になったことも、海外旅行客の増加を後押しした。海外旅行の楽しみの1つであ…

新しいロフト

雑貨品のデパートとも言える「ロフト」は、1987年11月に西武百貨店が渋谷店の隣に「シブヤ西武ロフト館(渋谷以外への出店は渋谷ロフトに変更)」として誕生した。開業当初は、近隣の「東急ハンズ渋谷店」と品揃えや客層が近く対比されることが多かったこと…

カイ・ボイスン(Kay bojesen)

この写真のモンキーを今までに一度でも見たという人は多いはず。1951年の発表以来、子供から大人まで世界中の人に愛され続けているカイ・ボイスンの木製玩具である。デンマーク人のカイ・ボイスン(Kay bojesen)は、ジョージ・ジェンセンの元で修行を積み、1…