Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

ひつまぶし・北海道・あんこ

「ひつまぶし」発祥の店と言われる「あつた蓬莱軒」は、名古屋市熱田区で料亭としてスタートした明治6年創業の老舗。最高級の備長炭で香ばしく焼き上げる職人技、明治より140年継ぎ足された秘伝の絶品タレは、創業時から守られてきたもの。現在は、名古屋市に4店舗を展開する。

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「ひつまぶし」を入れる器「おひつ」には誕生秘話が存在する。出前が多かった明治初期、出前の容器を回収する際に、よく空の丼が割れてしまっていたため、割れない木の器を考案。大きな「おひつ」に数名分の鰻丼を入れて出前をする様になったという。

食べる側としては、大きな鰻ばかりを先に取ってしまい、いつもご飯が残ってしまいがちな鰻丼。そこで、鰻を細かく切ってご飯と混ぜて提供したところ、それが大ヒット。ちなみに、大きな「おひつ」で、鰻とご飯を「まぜる(まぶす)」、これが「ひつまぶし」の名前の由来と誕生の歴史。だれでも経験があると思うが、幼少の頃には「ひまつぶし」と勘違いしており、ま、これは「ひつまぶし」あるあるの定番である。

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