Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

春日大社国宝殿

春日大社は、今からおよそ1300年前に日本の国の安泰と国民の幸せを願い、御蓋山の麓に壮麗な社殿を造営し、四柱の尊い神々を祀ったのが始まりといわれている。

以来、世界遺産に登録された30万坪の境内は、古代さながらに自然が保たれ、清々しくも尊厳な国宝・春日造りの御本殿で神々が広大無辺なる御神徳を発揮されているのは、「式年造替(しきねんぞうたい)」という儀式が行われてきたからである。

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「式年」とは「定まった一定の年限」で、「造替」とは「社殿を造り替える」という意味。神が引越することを「遷宮」というが、春日大社では本殿の位置は変えずに建て替え、あるいは修復を行うため「造替」という。そして、創建以来1200年にわたり、御殿の建て替えと御神宝の新調がほぼ20年に1度、繰り返し継続され続けてきた。これは、修繕を行うことにより、御神威のさらに若々しく力強い発揚を願う、日本人固有の信仰に基づいて行われるものである。

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