Touch the Heartstrings

心の琴線に触れる森羅万象を日々書き綴る「Touch the Heartstrings」

神の手 ニッポン展

世の中には、紙やボードなどを使用して、また、どこにでもある素材から、豊かな想像力と技巧を総動員し、その器用な指先を存分に駆使し、子供の豊かな表情や命を吹き込まれた人間や動物たち、さらに、目を見張るような色鮮やかで細やかな色彩を駆使した造形物、あるいは、複雑な建築物やその集合体である街を、見事に作り上げてしまう作家たちがいる。

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その作品群を見ると、出来栄えの凄さに感心することはもとより、これが人間の手によって作られたものかと驚き、さらには、感動で魂が震えることもしばしば。手先の器用さだけでなく、感性の豊かさや、作品に向かう真摯な姿が目に浮かび、日本人の素晴らしさにあらためて気付かされ、そして、彼や彼女らの創作アート作品1つ1つから元気や勇気がいただける。

日本人は、その手で多様な文化・文明をカタチにしてきた。それは、工芸、民芸、アート作品として私たちの生活に彩りを与えている。それらの作品は、ジャンルは異なれど、どれも日本人ならではの意識・技・精神という共通した「軸=価値」を持つ。卓越した想像/創造力と技術を駆使し、日本独自の価値を持ったオンリーワンの作品を作り出す作家たちは、まさに「神の手を持つ作家」と呼べる人々である。

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