メディチ家の至宝
ルネサンス期のイタリア・フィレンツェにおいて銀行家、政治家として台頭したメディチ家は、フィレンツェの実質的な支配者として君臨し、後にトスカーナ大公国の君主となった一族である。
また、メディチ家はその財力で、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ヴァザーリ、ブロンツィーノ、アッローリなどの多数の芸術家をパトロンとして支援し、ルネサンスの文化を育てる上で大きな役割を果たしたことでも知られている。
歴代の当主たちが集めた美術品などは「ウフィツィ美術館」などに残され、また、ピッティ宮殿などのメディチ家を称える建造物も多数フィレンツェに残された。これらは、メディチ家の直系で最後の女性アンナ・マリア・ルイーザの遺言により、メディチ家の栄華を現代にまで伝えている。
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